ヨーグルト等乳酸菌で口臭ケアについて調べてみました。
お口の中の善玉菌が増えると虫歯菌も減るんでしょうか?
腸内環境と口内環境の善玉菌と悪玉菌へ乳酸菌摂取で良い傾向なのかな?
気になったのでリサーチです!
口臭は普段気づきにくいものです。
デリケートな問題でもありますから、周囲が気づいても指摘されない可能性大。
自分の臭いはよほど酷くならないと、自覚しにくいデメリットもありますよね。
しかし指摘はできなくても、悪臭の原因には誰しも近寄りたくないものです。
周囲はあなたと距離を置きたがるようになり、人間関係もどんどん孤立していく…なんて事態になったら大変です。
自覚しにくい問題であるにも関わらず、「あんなに臭いのにどうして対策をしないの?」なんて、さもあなたが気づいているのに対策をサボっているように受け取る人もいるでしょう。
言い換えれば、自覚する頃には相当の臭いになっている状況。
口臭対策は、早めの対策がおすすめです。
口臭ケアといえば歯磨きやガムなどが有名ですが、実はヨーグルトも効果が期待できるってご存知でしたか?
正確には、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が役立つと言われています。
便秘ケアなど、乳酸菌はお腹の調子を整えてくれるイメージですが、なぜ口臭ケアもできるのでしょうか?
乳酸菌が持つ口臭ケアのパワーについて探ってみました。
誰しも口臭は存在している
実は口臭がない人、というのは存在せず、一般に口臭がないと言われる人たちは周囲が察知する前に対処できているんです。
口内は住んでいる細菌の数が多く、さらに代謝によって組織はどんどん新しいものへと変わっていきます。
肌の角質がわかりやすいですが、代謝は古くなったものを破棄して新しいものにする動き。
当然口内にも古くなった組織が存在します。
口内も肌と同じくタンパク質の組織なので、細菌によって分解されると臭いを発します。
しかし口臭がないと言われる人たちは、唾液をたくさん分泌するなどして自然とケアできているため、代謝がいくら起こっても気にならないというわけです。
もちろん口臭の原因は古くなった組織だけではありませんが、ほかの理由であっても唾液である程度解消可能。
口臭が気になる方は、まず唾液の分泌量が十分かを確認してみましょう。
口内も善玉菌を増やせば口臭に対処!
一方で、唾液が少ないということは、唾液で対処しきれないだけの悪臭が作られているとも言えます。
そのきっかけになっているのが悪玉菌。
実はお腹の中の問題というイメージが強い悪玉菌は、口の中にもあるんです。
そして腸内環境と同じく、口内環境も善玉菌が優勢であれば良い状態に、悪玉菌が多ければ悪い状態になってしまいます。
ゆえに乳酸菌のような善玉菌を積極的に取り入れることは、腸内だけでなく口内にもプラス。
例えば、乳酸菌の中でもLS1と呼ばれる種類が口臭予防によいそうで、研究結果としても発表されているほど。
LS1はもともと口の中にも存在し、また活動も多い乳酸菌です。
腸内環境もおろそかにはできない
しかし口の中を善玉菌優勢にしたところで、腸内環境が悪玉菌優勢では口臭は発生しやすいままです。
なぜかといえば、悪玉菌の多い腸内では、有毒ガスが作り出されやすくなります。
この有毒ガスも口臭の原因の1つ。
本来であれば肝臓が解毒をしてくれるのですが、その機能にも限界があります。
肝臓が対処しきれない分のガスが血の中に入り、体中をめぐって口臭はもとより、汗などから体臭として外に出てしまうことも。
口臭に限らずワキガや足、頭皮など、臭いに悩んでいる箇所があれば、腸内環境を疑ったほうがよいでしょう。
全てを肝臓に任せるのではなく、腸内環境を整えて、少しでもガスを発生させないようにするのも口臭ケアには必要です。
反対に肝臓の機能が思わしくないから口臭が発生することもあるので、口臭が自分でも気になるなら、肝機能を医療機関でチェックしてもらう良い機会かもしれません。
健康だから何もしなくて良いはNG
ちなみに腸内の善玉菌は、健康な人でも加齢によって減ってしまいます。
20歳の時点で、既に全体の2割ほどになってしまっていますから、外からの補給は必須。
特に便秘など、お腹の調子が悪い自覚がある方は、より善玉菌が少なくなっている可能性が高いので注意しましょう。
口の中で活躍しやすいからこそ、口臭のようなトラブルにも対処しやすいのかもしれません。
また乳酸菌は生きた状態がおすすめ。
乳酸菌飲料などにあるような「生きて腸まで届く」と銘打っているタイプですね。
生きた乳酸菌は歯垢ケアの役目も担っており、臭いの原因である歯垢を減らして口臭を少なくすることができます。
特に注意したいのは精神的な原因?
とはいえ、口臭にも色々ありますよね。
例えばにんにく料理など、飲食によって口臭を得てしまった場合。
食べかすが口内に残って虫歯菌を増やすなどを除き、飲食品はすぐ飲み込んで消化してしまうので、時間が経てば解消されることもあります。
強い匂いの料理を食べた直後にデート、なんて状況でもない限りは、徹底した対処は不要でしょう。
また病気をえたことで、一時的に口臭がひどくなることもあります。
これも期間が長ければその都度対処するのが望ましいとはいえ、治療後に解消できる可能性が高いです。
一方で注意したいのが、ストレスや緊張などに起因する口臭。
心の問題ですし、突然発生するネガティブな気持ちに対し、事前に策を講じるのは難しいですよね。
加えて「もしかして自分は口臭がある?」と悩んでしまうことが、口臭をより悪化させる一因になっていることすらあります。
さらに、起床直後に口臭がひどくなりやすいといった、生理的な原因もあるでしょう。
生活習慣の乱れが理由とされますが、習慣化されているほど馴染んだ行動を変えるのってなかなか大変ですよね。
こうした直接的なケアが難しい口臭のためにも、乳酸菌などの善玉菌を増やしておくことは大事です。
乳酸菌なら歯周病ケアにも役立つ
LS1乳酸菌は、殺菌によって歯周病ケアにも役立ちます。
実験・研究においても、歯周病菌をLS1乳酸菌につけて置いた結果、24時間経てばほぼ殺菌できていたそう。
口臭だけでなく虫歯菌も減少?
虫歯対策にもなるのが乳酸菌の魅力。
ただ虫歯菌に強いというのではなく、乳酸に弱いという自らのデメリットが活かされた結果のようです。
どういうことかというと、乳酸菌なので乳酸を生み出すものの、自らがその乳酸によって滅してしまいます。
しかし自身が無くなることで乳酸も過剰に増えることがなく、虫歯ができやすい酸性の口内を生み出すリスクが少ないんです。
ちなみに虫歯に対しては、WB2000乳酸菌もおすすめです。
WB2000乳酸菌は歯垢を生み出す不溶性グルカンが作られるのを防いでくれ、虫歯菌そのものも増えるのを抑えやすくなります。
またWB2000乳酸菌でコーティングされた歯は、後々歯垢は付着しにくくなるというメリットも。
乳酸菌を定期的に摂取できれば、将来の予防にも繋がるんですね。
乳酸菌の摂取ならヨーグルトやタブレットが手軽で便利
そんな乳酸菌ですが、簡単に得るならヨーグルトが便利。
特定の乳酸菌入り・生きた乳酸菌入りと銘打っている製品も多く、そうでなくてもスーパーやコンビニなど多くの場所で購入でき、毎日続けやすいです。
上で触れたLS1やWB2000のほか、プロバイオティクスと表記されているヨーグルトも優先したいところ。
ヨーグルトはただ食べるだけもよいですが、口の中で少し含み、歯や口内に乳酸菌を住み着かせるようにするのがおすすめ。
ちょっともったいないですが、歯磨き粉のようにヨーグルトを利用し、歯を磨きつつ乳酸菌でコーティングする方法もあります。
歯磨き粉そのものではないため、飲み込んでしまってもOK。
むしろ飲み込んだほうが、腸内ケアにもつながるのでよいかもしれませんね。
硬い食べ物もOKであれば、乳酸菌タブレットも良いです。
舐め続けるにしても噛み砕くにしても、唾液が分泌されやすくなるのもポイント。
仕事中やイベントなどで外出している時は、ポケットやカバンに乳酸菌タブレットを1つ入れておくと良いかもしれません。
口内ケア、特に虫歯や歯周病対策も重視したいなら、無糖かつプレーンタイプのヨーグルトをおすすめします。
砂糖入りや味付きでは、それらの成分が口内に残って、かえって臭いや虫歯などの原因になりかねません。
どうしても味付きがよい場合は、唾液の分泌をよくして消化を促し、口内に食べかすを残さない。
あるいは直後に歯磨きをするなど、二重三重にケアを行いましょう。
歯磨き粉に乳酸菌入りを
歯磨き粉自体にも乳酸菌が入った商品はいくつかあるので、ヨーグルトでの歯磨きがもったいない、あるいは牛乳やヨーグルトなどの乳製品が苦手な方は、利用するのも手です。
飲み込まずに吐き出す都合上、あくまで口内のみのケアになりますが、とっさの対処もしやすいメリットを持っています。
口臭ケアサプリは乳酸菌入りに注目!
口臭ケア専用のサプリを選ぶ手もあります。
成分として乳酸菌入りだとなおよいですね。
上でも触れたようなタブレットタイプから、薬のように飲み込むタイプなど形は様々なので、続けやすいものを見極めましょう。
形状に加え、どんな成分が入っているかもサプリごとに違うでしょうから、状況に応じて複数のサプリを使い分けるのもおすすめ。
また口臭ケアと銘打っていなくても、乳酸菌を含んだサプリであればOK。
お腹目的であっても、口に含む関係上、口内のケアも期待できます。
口内のケアを重視するのであれば、飲み込むタイプよりも噛むか舐めるかして、口の中にしばらくサプリがとどまるタイプがよりおすすめです。
口臭対策サプリを選ぶ際に気をつけたいこと
ただサプリでも注意したいのが、別の匂いで口臭ケアを行うタイプ。
乳酸菌入りであっても、下手をすると口臭にサプリの香りが加わってより酷い臭いになるリスクが潜んでいます。
サプリ自体は無香で、口臭ケアできていることがわかりやすいタイプを選んでください。
また臭いの原因菌によっては、バイオフィルムという膜に包まれていることがあります。
その場合まずバイオフィルムを剥がさなければ、原因そのものに対処することは難しいと思ってください。
サプリに対バイオフィルムの効果がなければ、いくらサプリを続けても原因菌に乳酸菌などの成分が届くことはありません。
歯磨きなどほかのケア、あるいは医療機関で取り除いてもらう必要があります。
サプリの場合は概ね2、3ヶ月ほど続ければ効果を感じやすいとされますから、3ヶ月以上継続しているのに効果が見られない、かつほかの原因も見当たらない場合は、バイオフィルムの存在を疑ってみましょう。
もう1つ忘れてはいけないのがサプリの安全性。
輸入を気にする必要がない国内産でも、製造工場がGMP認定やHACCP認証を受けているか見ておくと安心です。
また成分に植物由来のものが含まれているなら、その植物が有機JASマークを受けているところで作られたかもチェック。
いずれも政府からの許可、メーカー以外の第三者機関によるチェックなのもポイントです。
口臭ケアをしようとして、体調不良になってしまっては元も子もありませんからね。
ただ安全なサプリであっても、成分のアレルギーなど人によってはNGになる可能性も。
食品アレルギーの方は購入前に全成分の確認もお忘れなく。
ヨーグルト等乳酸菌で口臭ケア!まとめ
お腹の中だけでなく、口の中も善玉菌と悪玉菌という対立構造は存在しています。
口内でも悪玉菌が増えてしまえば、悪臭がより作られやすくなるため、善玉菌を外から増やしてあげなくてはいけません。
実はLS1乳酸菌やL8020乳酸菌など、口内にももともと乳酸菌は存在しており、外から与えた時に馴染ませることは可能。
ゆえに口臭対策として乳酸菌がよいと言われているんですね。
もちろん口だけでなく、腸内のケアもおろそかにしてはいけません。
腸内にたまったガスが口臭として出てくることもあるので、ヨーグルトや乳酸菌飲料などを活用して、口とお腹、両方のケアを行いましょう。
ヨーグルトはコスパもよく、手軽に購入できますが、味などが苦手という場合はサプリに頼るのも手です。
例えば、乳酸菌入りの口臭対策サプリで安心できて人気なのが、妊娠中や授乳中も安心して飲める楽臭生活ですね。
ただサプリも個人の相性や悪臭の原因・口内の状況で効果が変わってきます。
ヨーグルトやサプリなど内側からだけでなく、外側からのうがい液なども併用するとより効果的と言えます。
口臭対策で人気なのがルブレンです。
→ルブレンの口コミ効果・コスパを評価!口臭を防ぐ!口浄化の噂に嘘はない?
色々自分で工夫してしばらく続けて変化がないときは、医療機関への相談もしてみましょう。
ヨーグルトでお腹と共に口もスッキリさせ、自分も周囲も快適な生活を送ってください。