手作り卵殻膜化粧品でもシミ・シワケアはできるのかな?
簡単な作り方はあるのか?気になったので調べてみました。
今注目されている美容成分の一つといえば、卵殻膜エキス配合の化粧品ですよね。
卵殻膜とは、卵の内側についている薄皮のことです。
この薄皮、卵殻膜と言われていて、必須アミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸など美容に嬉しい成分が豊富に入っている注目成分なんです。
流行に敏感な方なら、どんなメーカーのどのブランドの卵殻膜化粧品が口コミで人気かもよくご存じだと思います。
でも安心できるメーカーで品質も良いものとなると高いですし、ましてや継続して使用するとなるとコストもかかってきます。
それならできるだけ安くするために手作りしてみるのはいかがでしょうか。
なんと、卵殻膜化粧品は自分でも意外と簡単に作れてしまうのです。
基本的には、素人でも作りやすいのは化粧水とパックと言われています。
そこで今回は、卵殻膜化粧水と卵殻膜パックの作り方や、手作りでも効果的な理由、そして使い方や手作りコスメの保存方法まで詳しくご説明していきたいと思います。
書いた後実際に卵殻膜パックを試してみたのでそちらも追記しています。
最後までぜひ読んでみてくださいね。
卵殻膜化粧品は手作りでもシミ・シワケア可能?
さて、手作りも可能な卵殻膜化粧品ですが、手作りだと商品として売られているものより効果が少ないとなると、手間をかけただけ辛いものがありますよね。
実際のところはどうなのでしょうか。
作った人の口コミをみてみると、「効果抜群!コスパも良いし最高!」という方がおられました。
一方では、「化粧水の役目はきちんと果たしてくれるし、効果もありそうだけど、手間がかかるし雑菌の繁殖に注意するのが面倒だ」という化粧水を作った人の口コミもありました。
もちろん感じ方は人それぞれですし、個人差も大きいのですが、手作りでも効果が全くないというわけではなさそうですね。
卵殻膜化粧品でシミ・シワケア可能な理由は?
卵殻膜とは、みなさまもよくご存知の卵の殻の内側についている薄皮ですよね。
この薄皮には、18種類のアミノ酸、コラーゲン、そしてヒアルロン酸が含まれています。
卵殻膜には、これらの栄養素の中でも特にシスチンが豊富に含まれているのですが、シスチンはシミ、そばかすの改善に効果が認められているL-システインの一種です。
シスチンが体内に入ると変換され、L-システインという成分になり、シミやそばかすを緩和してくれる働きをするわけです。
だから、シミケアに良いのですね。
また、それ以外にもⅢ型コラーゲンが豊富に含まれています。
このⅢ型コラーゲンは、年齢とともに減少する成分で、お肌をツルツルプルプルに保つ成分です。
食材では補えない貴重な美容成分でもあります。
このⅢ型コラーゲン成分が入っている卵殻膜だから、シワケアも可能なのですね。
卵殻膜化粧水の簡単な作り方と使い方や保存方法
手作りの卵殻膜化粧品でも一定のシミシワケアが見込めるということで、それでは、どうやって作ったら良いのかをここでご説明していきましょう。
ここではまずシンプルな化粧水からご紹介しましょう。
また、作り方についても、色々なアレンジの方法などもあるとは思いますが、簡単な作り方をご紹介し、その化粧水の使い方のコツ、保存方法、注意点についてもご説明します。
卵殻膜化粧水の作り方と注意点
準備物:
鶏の生卵8〜10個、精製水100ml、ウォッカ(ホワイトリカー40度以上のもの)100ml
注意:
生卵は一度に用意するのが大変なので、料理などで使う際に薄皮(卵殻膜)だけ処理して保存しておき、20個分たまったら化粧水を作りましょう。
ゆで卵では卵殻膜化粧水はできません。
卵の薄皮の処理方法:
まず、卵の処理ですが、生卵を割り、白身と黄身を取り出し、卵の殻だけにします。
卵の殻を、水を張ったボールに一晩浸けます。
水にしっかり浸るようにつけましょう。
一晩置いたら、卵の殻から薄皮を剥きます。
剥いた薄皮はザルやお皿などにのせて乾燥させましょう。
薄皮が半透明から白色に変化したら下処理完了です。
これを20個分くらい集まるまで続けましょう。
化粧水の作り方
さて、いよいよ化粧水造りです。
乾燥させた薄皮(卵殻膜)を密閉できる透明の瓶またはプラスチック容器に入れます。
容器にウォッカを注ぎ入れ、1〜2週間放置します。
2週間経った頃には卵殻膜エキスが抽出できていますので、次は濾過します。
清潔なボールとザルを用意し、ボールの上にザルを載せます。
さらにその上にガーゼか手拭いをのせ、その上にキッチンペーパーをのせ、卵殻膜を漬け込んだウォッカを濾過していきましょう。
ガーゼは絞らずに自然濾過で構いません。
ここまでで卵殻膜エキス原液の完成です。
この原液を精製水で薄めていきます。
さっぱり化粧水がよければ原液:精製水を1:1、敏感肌タイプなら原液:精製水1:4くらいの割合で調整していきましょう。
これで手作り卵殻膜化粧水の出来上がりです。
手作りの無添加化粧水への注意点など
もしも、もう少し保湿成分も加えたいなという方は薬局で売っていますのでグリセリンを購入されて、20mlくらいの少量を加えられるのもオススメです。
その他の注意点としては、やはり生卵を使いますので卵アレルギーの方は NGです。
初めて使われる方は、お顔以外の目立たない部分(手足)などで、パッチテストをされて、安全を確認した上で使用しましょう。
手作りの無添加化粧水となりますので、除菌剤や防腐剤が入っていないこともあり、冷蔵庫で保存し、2週間〜3週間で使い切るようにしましょう。
使用期限内に使いきれない場合は、もったいなくても捨ててください。
そして、衛生試験などをパスした市販品ではありませんので、あくまでも自己責任でご使用されるようにしましょう。
以上が、卵殻膜化粧水の作り方や注意点です。
卵殻膜パックの簡単な作り方と使い方や保存方法
続いて卵殻膜パックの簡単な作り方をご紹介しましょう。
こちらは化粧水よりももっと簡単ですよ。
<卵殻膜パックの作り方>
1個の生卵を割り、ピンセットを使って卵の殻から薄皮(卵殻膜)を丁寧に剥がしていきます。
そして、卵白がついていてぬるぬるしている面をクレンジング 、洗顔を済ませたお顔の気になる部分に貼ります。
これだけです。
初めて使用するときは5分くらい、慣れてきたら30分ほど放置して剥がし、あとはいつもの基礎スキンケアでお手入れをすればOKです。
卵殻膜を少し乾燥させてから剥がす方が剥がしやすいですよ。
2020年2月3日追記:
卵殻膜パックは簡単そうなので、実際に試してみました。
少しずつ剥がれたので、あちこちに貼ってみましたよ。
しかし、その後忘れていたら、剥がすのが大変でざらつきも出ていました^^;
やはり5分くらいで剥がす方が忘れないで良いと思いました。
私には、やっぱり安心できるメーカーの美容液やオールインワンが楽チンかなと感じました(笑)
***
あと、注意点としては、卵殻膜は栄養素が多いため、雑菌がとても繁殖しやすくなっているので、手早くもたつかずに処理して使用することです。
保存はできないとお考えください。
また、1個の卵から取れる卵殻膜は少ないので、顔全体のパックは雑菌の繁殖で起きる肌トラブルを防ぐためにも難しいと思っておいてくださいね。
そして生の卵を使いますし、卵白のついた面を使いますので、卵アレルギーをお持ちの方はお使いいただけません。
こういった注意点をご理解の上でお試しください。
手作り卵殻膜化粧品のコスパは良い?
手作り卵殻膜化粧品について作り方や保存法、注意点をご紹介しましたが、どうでしょうか。
確かに卵は1パック300円ほどですし、精製水やウォッカも100mlずつの使用ならそれぞれ100〜200円程度のコストです。
コスパはかなり良いと言えるでしょう。
でも、結構手間もかかりますし、アレルギーや雑菌の繁殖にも注意が必要ですよね。
そういうリスクを考えると、市販の卵殻膜エキス配合の化粧品を安心して使う方が良いと考える方ももちろんアリだと思います。
手作りが面倒ではない人、衛生面やアレルギー面もクリアできる方なら、手作りにチャレンジしてみても良いかと思います。
個人的には使ってみたり、調べるほどにメーカー品質の化粧品を購入した方が楽な気もするなぁと思いました。
手作り卵殻膜化粧品は、卵アレルギーにはNG?
先ほど、化粧水やパックの作り方をご説明するところでもご紹介した通り、手作り卵殻膜化粧品は、卵アレルギーの方にはNGです。
作る段階で生卵を触りますので、重度の卵アレルギーの方はお控えください。
市販されている卵殻膜抽出エキス配合の化粧品の場合だと、卵アレルギーでも使える場合もありますが、それでもパッチテストはした方が安心です。
残念ですが、アレルギーをお持ちなら、やはり卵殻膜化粧品の手作りに関しては、やめていただくのが体のことを考えても一番の選択ですね。
手作り卵殻膜化粧品は妊娠中・授乳中はNG?
妊娠中、授乳中に卵殻膜化粧品を使用しても良いのでしょうか。
卵殻膜化粧品をこれまで使用したことがなく、妊娠中、授乳中に初めて使うというならば、残念ですが、育児が落ち着いてから使用をスタートされるのがベストです。
というのも、手作り卵殻膜化粧品だから危険というわけではなく、妊娠中、授乳中の女性の体は普段に比べてとてもデリケートになっているからなのです。
いつも使っている化粧品ですらヒリヒリ感を感じたり、かぶれてしまったりするくらい、ホルモンバランスが乱れている時期なのです。
そんな時期に新しい化粧品を使用されるのはあまり好ましいことではないかもしれませんよね。
使ってみたい気持ちもおありでしょうが、ママのお肌が荒れてしまう可能性があるのなら、育児が落ち着いて、お肌の状態も落ち着いた頃に使用されるのが良いですね。
手作り卵殻膜化粧品のメリットとデメリット
ここまで色々と手作り卵殻膜化粧品についてご紹介してきましたが、最後にメリット、デメリットを整理したいと思います。
手作り卵殻膜化粧品のメリット
・簡単に入手できる材料で比較的簡単に手作りできる
・市販の化粧品を買うよりもかなりコスパが良い
・自分で作った化粧品だと飽きずにスキンケアを続けられる
手作り卵殻膜化粧品のデメリット
・卵アレルギーだと使用が難しい
・化粧水の場合、卵の殻を集めるのに時間がかかるのですぐに作ることが難しい
・雑菌繁殖との時間の戦い
以上がメリット、デメリットです。
メリットとデメリットを比べてみて、自分にとってメリットが多い場合は、手作り卵殻膜化粧品もありかもですね。
手作り卵殻膜化粧品に向く人と向かない人
続いて、手作り卵殻膜化粧品に向く人と向かない人を簡潔にまとめてみましたのでご参考になさってください。
手作り卵殻膜化粧品が向く人
・食物アレルギー、アトピーなどがない方
・手作りコスメを作った経験がある方、手作り品を作るのが好きな器用な方
・化粧品にかけるコストを徹底的に下げたい方
手作り卵殻膜化粧品が向かない人
・お料理などが苦手な方、ハンドメイド作業が苦手な方
・卵アレルギーやアトピーなどをお持ちの方
・化粧品の保存や衛生管理の徹底が苦手な方
・外出が多く毎日同じ化粧品を自宅で使うことが難しい方
以上です。
ご自身の肌質や性格、ライフスタイル、予算も踏まえて検討されると良いですね。
私は、手作り卵殻膜化粧品が向かない人かなと感じました。
コスパも比較的良いチェルラーブリリオ美容液が良いかなと感じていました。
⇨チェルラーブリリオの効果に嘘は?口コミ・成分・他の卵殻膜美容液との違いも評価!
手作り卵殻膜化粧品でもシミ・シワケアまとめ
今回は、手作り卵殻膜化粧品についてご紹介してきました。
話題の卵殻膜エキス配合の化粧品が自宅で比較的簡単に手作りすることができるとは、すごいですよね。
卵のパックとお酒など、割と入手しやすい材料で化粧水ができてしまうのも手作り好きにはかなり魅力的な要素ではないでしょうか。
しかもきちんと市販の卵殻膜エキス配合の化粧品と同じようにシミシワケアができるという口コミもありましたし、心強いですよね。
とはいえ、それなりにリスクもありますし、アレルギーの方など、どうしても手作りコスメを使えないという方もおられますよね。
手作りコスメって作っていると楽しいし、自分で作ったものだから愛着が湧いてお肌のお手入れもしつかり頑張れそうですものね。
でも、もしも手作りしてみて、実際に使用してみて、お肌にかぶれ、痒み、湿疹など何らかの異常が現れることがあれば直ちに使用を中止して速やかに皮膚科を受診してくださいね。
こういったトラブルがやっぱりあるなら手作りコスメほど節約は難しくても、比較的リーズナブルなお値段で、卵殻膜エキス配合の安全で安心できそうな化粧品も出ています。
それを選択されるのもアリですし、ぜひ色々検討してみてくださいね。
卵殻膜化粧品は色々ありますね。
手作りは無理っぽいと感じた人は、こちらも確認をどうぞ。
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