最近は、毎日3食作るのが大変だという知人の声を聞いて主婦のストレスを減らす工夫について考えました。
新型コロナウィルスの影響で休校や自宅仕事などが増え、家族で家にいる方も多いと思います。
ですがその分、主婦の方が気にしがちなのが毎日の食事。
今までは、お子さんなら給食、旦那さんは外食したりコンビニで手軽に済ませたりしていて、自分は好きなように作っていたのが、そうはいかなくなってしまったと感じていませんか?
場合によってはお子さんや旦那さんにもお弁当を作っていたという方もいるでしょうが、お弁当と昼食を作るというのはまた違うもの。
一緒の食事なので個別のお弁当ではなく、献立を統一しようと考えるお母さんがほとんどではないでしょうか?
自分1人であれば、多少見栄えが悪くても、テキトーさが出ても気になりませんが、家族の分もとなるときちんとしたメニューを出した方がいいのではと悩んでしまいますよね。
その結果、コロナにかかるか否かという不安以上に、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
今回は、急に作る機会の増えた家族の食事で悩んでいるお母さん、主婦の方のストレス解消や、ストレスを溜め込まないための工夫についてご紹介します。
3食の料理で大変なのは作ることより献立を考えることかも
ストレス解消において、大事なのは原因をきちんと理解することです。
「え、料理が大変なんだけど…」と思っている皆さん、それは具体的に調理自体が面倒なのでしょうか?
もちろん量も増え、メニュー数も気にしているなら調理するのは手間です。
しかし実際のところ、調理よりも毎回献立を考えることを苦にしている主婦の方は私も含め多いのではと思います。
朝昼晩も異なるメニューにしなくてはいけない、昨日と同じ内容は避けたいといった考えだけならまだしも、給食のように1週間毎食異なるメニューにしなくては…と思ってしまいませんか?
3食×1週間ですから、それでローテーションするとしても合計で21ものメニューを考えなければいけないんです。
それでは、疲れもストレスも溜まって当然でしょう。
加えて献立がなかなか決まらない=その分だけ時間も費やします。
献立を考えているだけで、ほかの家事や自分のことができなくなってしまうんです。
献立は考えるだけではなくほかの人のアイデアを参考に
献立を考えずに済む方法としては、手っ取り早くほかの人の献立を活用させてもらう手があります。
料理本はもちろん、近年はインターネットでもクックパッドなど様々なレシピが掲載されていますね。
レシピは例えばハンバーグなど料理名は同じであっても、作る人によって材料やアレンジが違っているのが魅力。
今日はレストラン風、明日は和風など、別の方のレシピを活用するだけでも献立の数を増やすことができます。
もし家族に好評なレシピがあったら、定番メニューとして利用しやすいということ。
お気に入りなどに保存しておき、困った時に優先的にそのレシピを活用しましょう。
不安や気になることは家族で共有
一方3食作ることで抱えてしまうストレスの中には、もしかしたら無理に抱えている、本来回避できるものもあるかもしれません。
それがないかを確認するためにも、1度家族全員で食事に関する話し合いをしてみましょう。
旦那さんや同居しているご両親ほか、お子さんとも話し合ってみてください。
例えば好き嫌い。
特にお子さんなど、基本は好き嫌いせず食べるのがベストです。
ですが嫌いなものばかりのメニューにしても、残されてしまう可能性が高く、またせっかく作ったご飯を残されることで、自分がストレスを抱えてしまう悪循環が起こっていませんか?
お子さんが嫌いなものを食べられるように工夫するのも大事ですが、毎日毎食徹底するよりも夕食だけ、1週間のうち火曜日と木曜日など、特定の日だけに限定する方がよいこともあります。
工夫するということは、その分献立に悩むことになってしまうため、その機会を減らすことでストレスを緩和する作戦です。
また1食あたりの品数も、無理に一汁三菜にする必要はありません。
こちらも毎日毎食1品のみでは栄養の偏りが気になりますが、特定の日やタイミングだけでも1品メニューにすることで、献立はもちろん料理の手間を省くことができ、時間に余裕ができます。
生まれた時間を好きなことに回せれば、ストレス解消につながるでしょう。
自分にも家族にも強要はしない
またもし料理自体が苦手なのであれば、きちんと打ち明けることも大切です。
主婦の方の場合、料理はできて当たり前という印象がプレッシャーとなり、ストレスに繋がっている可能性も否定できません。
苦手克服を頑張っているというのなら話は別ですが、料理が得意な方や好きな方と比べてしまうと、苦手な方は献立を考えたり調理することは大変なはず。
料理の中でもできること、できないことを家族と共有することで、献立が限定されることに対して理解を得やすくなります。
加えて食事、特に昼食など、今まで家族が揃うことが少なかったタイミングにも注目。
例えば旦那さんの場合、今までの昼食のタイミングはあなたやお子さん(学校)と同じ12時だったのかを確認してみましょう。
在宅になったとはいえ仕事の時間が不規則ならば、昼食の時間を12時にすることは難しいかもしれません。
家にいるのだからいつ呼んでもいいだろう、揃っているのだから食事は一緒にと考えてしまいがちですが、自宅にいても仕事中は仕事中。
ご飯だからと呼び出されることは、旦那さんにとってストレスになっている可能性もあります。
悪気はないとしても、旦那さんが不機嫌になっているのであれば、無理に食事タイミングを合わせる必要はないです。
その代わり夕食は毎日全員そろってなどコミュニケーションをとるタイミングを決める、バラバラに食事をするのであれば、その分の料理は個々に行ってもらうなど、こちらのストレスも緩和できる代替案を提示しましょう。
自分も無理はしない、かつ家族にも無理はさせない、そのポイントを見極めるのもストレスを溜めないコツです。
料理の手間を省ける商品を活用
献立や家族の存在だけでなく、調理もストレスになっているのであれば、緩和できるアイテムを活用しましょう。
例えば唐揚げ粉やてんぷら粉、ホットケーキミックスと言った、ある程度まで工夫されている商品。
唐揚げで鶏肉以外に何を用意すればいいのか、下味はどの調味料をどのぐらい入れるべきかと言った細かいポイントが解決できます。
料理本やレシピを参考にすると言っても凝った内容ばかりで作れないと感じたら、手抜きメニューを取り入れるのも手。
上記レシピなどでも、時短や手抜き、簡単などのワードで検索すれば作りやすいものが探せます。
誰でも作りやすいものでは、例えばピザトーストがおすすめです。
ピザソースはそれ自体が商品として販売されているので、パンの上にチーズと一緒にかけるだけで完成。
また好みで人参やピーマン、トマトなどの野菜や、ハム、ベーコンなどを乗せればオリジナリティもでますし、どの食材を選ぶかで変化を持たせることもできます。
焼くのは電子レンジやトースターでもよく、複雑な動作は不要ですから、旦那さんやお子さんが自分で作るメニューとしても向いています。
もちろんお子さんが幼い場合は、一緒に作るなりそばで様子を見てあげてくださいね。
一緒に作ると言えば、お好み焼きなど粉ものメニューもおすすめです。
極端な話、小麦粉とキャベツさえあればよく、ピザトースト以上に好きな具材を入れやすいメニュー。
フライパンでもできますが、プレートがあるならパーティメニューのように盛り上がるのもよいですね。
宅食で栄養バランスを考えた食事を
ただ無理をしない、手抜きをしないの弊害になるのがやはり栄養バランスです。
そもそもコロナウィルスのための自粛・自宅待機なのですから、自分・家族共に免疫力アップはしておきたいですし、ストレス解消のためにも栄養はキープするに越したことはありません。
もし栄養もきっちりカバーしたいなら、宅食を活用するのも手。
宅食はでき合い品あるいは特定のメニューの材料を、毎回自宅に届けてもらうサービスです。
メニューは管理栄養士などが監修しているため、自分で考える手間が省けるほか、栄養バランスも維持することができます。
調理が面倒ならでき合い品を選ぶといいですね。
出来合い品でレンジでチンするだけで便利だと個人的に思ったのが野菜を楽しむスープ食(旧ベジ活スープ食)です。
ダイエット中や野菜不足の人に便利です。
カロリーを抑えたり塩分控えめにしたい人にも向いています。
→野菜を楽しむスープ食(旧ベジ活スープ食)の口コミ評価!野菜が豊富でダイエットにも良い?
低糖質のヘルシーメニューでダイエット中や健康志向の人に人気のナッシュも高評価です
→宅配食サービス「ナッシュ」のメリットとデメリット!向く人と人気の理由
嚥下困難などで普通の食事が喉を通りにくい家族がいる場合は、ウェルネスダイニングのやわらかダイニングが人気です。
→ウェルネス やわらか ダイニングの口コミ評価!栄養面や美味しさは?
なお調理を楽しみたい、ストレス解消になるなら材料の状態で届けてもらえるタイプがおすすめです。
味付の材料で届けてくれて健康維持に繋がるのがウェルネスダイニングの栄養バランス料理キットです。
カロリーを抑えたり塩分控えめにしたい人にも向いています。
→ウェルネスダイニングのお試し栄養バランス料理キットの体験口コミレビュー
宅食にデメリットはある?対策は可能?
そんな宅食ですが、必ずしもメリットばかりとは限りません。
1つ目はコスパ。
自分で近所のスーパーを巡って最安値の食材を探したり、特売を狙うといったことができないため、どうしても価格は高くなりがち。
でき合い品であればなおさらです。
ただここで注目したいのが、ストレスをどれだけ解消できるか。
自分で1から考えた場合の費用と比べてた際の差が、献立を考える手間、料理する手間に相当するだけの代金として見合うかを考えてみてください。
今までの苦痛や不安がなくなると考えれば、むしろ安いと感じるなら、その宅食はあなたにとっておすすめと言えます。
宅食は1日の3食全部を置き換えるものではなく、1食のみであったり、また半永久的に続けるものではなく1日のみ利用できるタイプが多いですね。
必要な時のみ賢く宅食を利用して、コスパを抑えることもできますね。
2つ目のデメリットはメニューの変更はできないこと。
宅食は事前に選ぶことはできますが、当日になってから変更することはできません。
急に食べたいものが思い浮かんでも、届いた宅食を食べることが優先となり、宅食を処理し終えたころには食べたくなくなっている…なんてことも。
対処法としては、上でも触れたように1日のみ利用するなど短期間にするのが1つ。
また届くメニューが完全に決まっている宅食ではなく、複数のメニューから選べるタイプの宅食にするのも手です。
1週間分など期間が設けられている宅食の場合は、注文時に家族にもメニューを確認してもらい、嫌いなものが極力含まれていないメニューを優先しましょう。
例えばナッシュはメニューを選べますね。
→nosh(ナッシュ)でダイエット効果!低糖質な健康食宅配?
もう1つ注意したいのが、宅食はサービスによっては地域限定になっている点。
気に入った献立の宅食であっても、配達地域が限られていることもあるので、メニューだけでなく対象地域かは確認しましょう。
配送地域に限っては運営している企業に要望を出すぐらいしか直接的な対処法はないですが、もし気に入ったメニューがあるのならば、応用として自分で作るのにチャレンジしてみるのも手です。
材料などは栄養を表示する関係で宅食のサイトなどに記載されている可能性が高いですし、独自のメニューでなくカレーライスなどよくある料理であれば、材料をもとにレシピサイトをチェックしてみましょう。
家族が気に入ったのであれば、一緒に料理する機会を設けて、コミュニケーションに利用するのもおすすめです。
料理中にもできる運動でストレス解消も
最後に少し、余談のようなストレス解消法をご紹介します。
自宅にずっといると気になるのが運動不足ですが、料理中でも煮込み中やオーブンの予熱中など、何もしないで待っている時間ってありますよね。
その時間を活用して、ちょっとした運動をこなしましょう。
スクワットなど場所を取らずに本格的な筋トレをすることも可能ですが、面倒という方はその場で足踏みをしたり、椅子やテーブルで体を支えて片足で立ち、バランスを鍛えるのもおすすめです。
1回の目安は、本格的にボディメイクしたいのであればきちんと調べて〇分と決めるのがベターですが、運動不足解消とストレス対策が目的であれば、料理が焼きあがるまでで十分。
むしろアバウトな時間設定にする方が、気持ちも楽に行えます。
主婦のストレスを減らす工夫まとめ
自分だけなら簡単に済ませてしまえる食事も、家族がいると、家族だからこそ気を使いたくなります。
特に献立は、調理以上に時間と心を使っているかもしれません。
しかし家族のためとはいえ、自分がストレスを抱えてしまっては本末転倒です。
家族は気にしていないのに、自分だけが無理をしている場合もあるので、改めて話し合ってみるのも手です。
毎日毎食凝った献立を考えるのではなく、時に簡単なメニューにしたり、栄養面では宅食などのサービスにサポートしてもらうなど、省けるものは省きましょう。
コロナウィルスにもストレスにも打ち勝って、家族と楽しい毎日をすごしてください。