アスタキサンチンの肌への効果！シミ美白やニキビにも良い？

アスタキサンチンの肌への効果でシミ美白やニキビにも良いのかを詳しく調べてみました。

美白化粧品やサプリなどに含まれることが多いアスタキサンチン。

強力な抗酸化作用の効果を持つと言われ、注目を集めてはいます。

ただ肌ケアの観点ではビタミンCやE、プラセンタなどに比べると、あまり耳慣れない名前でもあります。

美白ジャンルはトラネキサム酸やアルブチン、ハイドロキノンなどの成分も有名ですが、アスタキサンチンはどのような成分なのか、なぜ美白ケアが可能なのか、きちんと知っていますか？

またアスタキサンチンを利用した場合、美白以外の効果、ほかの肌トラブルへの対処などは可能なのかも気になるところです。

そこで今回は、アスタキサンチンが肌にどんな効果を与えるのか、その秘密を探ってみました。

アスタキサンチンは肌にどんな効果？

アスタキサンチンは肌におすすめとされる成分の1つ。

代表的な効果ではシミやくすみ対策、肌の透明感に役立つ美白が知られています。

その一方で、アスタキサンチンはシミなどの原因である紫外線や、ニキビ、また肌荒れなど悩み全般にもおすすめ。

以降のトラブル対策にも共通していますが、アスタキサンチンの持つ主な効果は抗酸化です。

抗酸化というのは、酸化を防ぐことができるという意味で、体内にある活性酸素の除去に役立ちます。

活性酸素は、本来であれば身体に欠かせない物質なのですが、加齢のほか、不規則な生活を送っていたり、ストレスを貯めこんでしまうと過剰に増えてしまうのがデメリット。

偏った食生活や運動不足・睡眠不足、また仕事や人間関係などのストレスを感じている方は、肌荒れの原因は活性酸素が一気に増えたせいかもしれません。

アスタキサンチンの摂取と共に、それらの対策も考えてみてください。

ともあれ、アスタキサンチンはそんな活性酸素を取り除くことができる、カロテノイドと呼ばれるタイプの成分です。

更にほかのカロテノイド、また同じく抗酸化が期待できるポリフェノールなどと比べても高い効果を持っています。

例えばビタミンEと比べた場合、アスタキサンチンの方が1000倍は効果があるといわれるほどです。

それでいて目安量を守っていれば、副作用などが起こりにくい成分でもあり、デメリットが少ないのもポイント。

もちろん体調不良中の利用など無理は禁物ですが、比較的扱いやすい成分とも言えます。

では改めて、それぞれの肌悩みに対するアスタキサンチンの効果を詳しく見てみましょう。

アスタキサンチンがシミ美白に良い理由

まずはアスタキサンチンがシミ対策、美白に役立つ理由から。

もちろんシミ対策にも抗酸化が関わっています。

シミはメラニン色素が肌表面に浮き出てきた状態ですが、このメラニン、活性酸素で増えやすくなるんです。

メラニンが発生するのは、紫外線など肌への刺激が主な原因ですが、活性酸素が過剰でなければ、今あるシミももう少し薄かった可能性があります。

アスタキサンチンを取り入れることによって活性酸素を抑え、メラニンを必要以上に増やさなくするのがシミや美白によいとされる理由です。

アスタキサンチンが紫外線対策になるって本当？

そんなアスタキサンチンですが、紫外線そのものの対策にもなっています。

もちろん日焼けをしないということではなく、ここでの紫外線は、肌そのものにダメージを与える方を指します。

紫外線にはA波とB波の2種類（厳密にはC波もあるがここでは割愛）があり、このうち日焼けやシミに関わるのはB波です。

B波は夏に多く冬に少ないとされているため、夏場は日焼け止めなど対策が促されるわけですね。

一方A波は、季節はもちろん天候も問わず常に降り注いでいるタイプ。

しかも肌表面を中心とするB波に対し、肌の奥まで入り込み、コラーゲンなど肌に欠かせない成分を破壊してしまうのが厄介なところです。

そこでアスタキサンチンの出番。

アスタキサンチンは活性酸素対策と同時に、コラーゲンなどの細胞保護にも役立っていて、紫外線による日焼けはもちろん、シワやたるみなどA波のダメージからも肌を守りやすくなるんです。

アスタキサンチンがニキビ対策になる理由

ニキビにも、アスタキサンチンの抗酸化が役立ちます。

アクネ菌ケアが大事と言われるニキビですが、アクネ菌もまた、活性酸素同様に通常の量であれば問題ない物質。

しかし皮脂や雑菌などの汚れが毛穴などに詰まっていると、アクネ菌はあっという間に増えてしまいます。

さらに毛穴詰まりを起こすことで、活性酸素も通り抜けられずに過剰に増えるという流れで、アクネ菌による炎症、さらには酸化という形でニキビが発生しやすくなります。

活性酸素を減らすことによって炎症を抑えるのがアスタキサンチンの役目。

少なくとも赤ニキビなど、肌の上で目立つ状態になるのを避けることができます。

ただアクネ菌そのものを減らすことや、皮脂を取り除くこと自体はできないので、それらにはきちんと個別に対処していくことも大事です。

アスタキサンチンが肌荒れ対策になる理由

ニキビのところで酸化についても少しふれましたが、そのほかの肌荒れにも酸化が関わっています。

肌が劣化、老化といわれるのは酸化が原因であることが多く、さらにもともと肌がもっている抗酸化力は、年々低下しています。

単純に年を取ったから老けやすくなったのではなく、年を取ったことで肌が抗酸化しにくくなっているわけです。

言い換えれば、若い頃と同様の抗酸化力を維持できれば、肌荒れも解消しやすくなるということ。

抗酸化力の高いアスタキサンチンを取り入れることで、肌荒れ対策になる理由です。

さらに繰り返しになりますが、活性酸素は不規則な生活態度やストレスでも簡単に増えます。

若い方でも肌荒れに悩むのは、過剰な活性酸素が肌の持つ抗酸化力を上回っている可能性が高いです。

ゆえに活性酸素以上の抗酸化成分で対抗することにより、肌荒れを抑えることが必要になります。

アスタキサンチンは肌以外に目の疲れなどに効果の理由

アスタキサンチンが肌以外に目の疲れなどに効果の理由も書きますね。

酸化による老化は、何も肌に限ったことではありません。

老いの多くは酸化によって劣化してしまったからといっても過言ではないほどです。

例えば目。

毎日パソコンをにらめっこという方や、休憩時などついついスマホに見入ってしまうという方は目がかすんだりして見えにくいと感じることもあるでしょう。

その目のケアにもアスタキサンチンはおすすめ。

アスタキサンチンは抗酸化によって目の代謝を整えることが可能で、活性酸素を取り除くのはもちろん、血流を促し目に必要な栄養を届けやすくしてくれます。

ピント調節のサポートのほか、老眼に悩んでいる方にも役立ちます。

そのほか、アスタキサンチンは内蔵や脳など、身体のあらゆる部位に抗酸化の力を届けてくれるのが特徴。

例えばメタボなどダイエット関係。

アスタキサンチンを得ることによって、メタボの原因であるコレステロールや中性脂肪の減少が期待できます。

下腹部がポッコリしてきた方、以前に比べて痩せにくくなったという方のダイエットサポートとしておすすめです。

さらに肥満ケアで病気などにも耐性がつくのか、生活習慣病などの症状のケアとしても使われています。

肝機能のほか、動脈硬化やがんの対策、また免疫力自体の向上なども期待できます。

動脈硬化のケアとも関わりますが、血流をスムーズにする効果もありますから、ほかの栄養もきちんと身体に届けることができるのも、様々な悩みに役立つ理由かもしれません。

ちなみに脳を含む一部の器官は、特定の物質しか通さないというデメリットがあり、悩みケアがなかなか難しいのですが、アスタキサンチンはその特定の物質に含まれる数少ない成分です。

アスタキサンチンは肌から吸収される？

アスタキサンチンを肌ケアに使う場合、気になるのが肌にしっかりなじむのか、吸収されるか否かだと思います。

アスタキサンチンは脳にも到達できるとしましたが、もちろん肌での吸収も可能です。

成分自体が脂溶性ということもあって、肌になじみやすいメリットを持っています。

ただ化粧品などを選ぶ際は、きちんと肌から吸収されている、臨床試験などで効果が認められていると表記されたものがおすすめ。

ほかの成分や添加物などによっては、吸収がイマイチという可能性も否定できません。

また肌の上からアスタキサンチンを塗布する場合、肌の奥、真皮までは届きにくいこともあります。

シワ対策などで、肌の奥まで届けたい場合は、コウジ酸など別の抗酸化成分でケアしましょう。

ちなみに効果が認められている化粧品でも、変化を確認できるようになるまでには2～3か月の継続利用が必要であることも覚えておいてください。

アスタキサンチンは化粧品とサプリ、どちらを選ぶ？

アスタキサンチンは化粧品だけでなく、サプリからも得ることができます。

両方を併用するのがベストではありますが、どちらかを優先するならサプリがおすすめ。

血液によって全身に行き渡るので、肌は顔だけでなくボディのケアにも、また目などほかの部位の悩み対策にもなってくれます。

目のところで触れていますが、血行促進も期待できますから、使い続けるほどにアスタキサンチンほか、得た栄養を届けやすくなるというメリットもあります。

もちろん化粧品が全く効果がないということはありません。

上でも触れたように、シミなど肌表面に出てきた悩みのケアなら、直接アスタキサンチンを与えることができる化粧品は便利です。

サプリは全身に行き渡る反面、ピンポイントで特定の場所だけに効果を与えることができません（少なくとも身体が必要と判断した場所優先）。

自分の意志で、肌にアスタキサンチンを集めろと指令を出すことはできませんから、その点では化粧品にメリットがあるでしょう。

一方アスタキサンチンサプリは脂溶性なので、油物の後、つまり食後の飲用がおすすめです。

目など疲労ケアの効果を重視するのであれば、早い段階、朝食後に飲んでおき、後々発生する疲労に耐性を付けるようにするとよいでしょう。

ただきちんと飲み続けなくては意味がありません。

どうしても朝食後が難しい場合は、昼食後や夕食後、それこそ食後以外でもよいので、自分が続けやすいタイミングを把握することが大切です。

食事の前後以外では、就寝直前に飲むケースも見られます。

ベッドサイドなどにサプリを置いておけば、忘れにくいですね。

アスタキサンチンサプリでお肌もキレイになる理由

サプリであれば肌の内側から働きかけてくれますから、肌の奥にもしっかり届けることが可能です。

紫外線によるシワやたるみなど、化粧品では届かせにくい場合でも、きちんと役立ってくれるのが主な理由。

もちろんシミやほかの肌荒れ対策も、同じようにケアしやすいです。

またアスタキサンチンは、通常の食事では得にくい成分でもあります。

アスタキサンチンは赤色の色素成分であり、主にサケやイクラ、エビやカニなどに含まれています。

ですが1日の目安量6mgをクリアするには、比較的得やすいサケであっても何匹も食べなくてはいけません。

アスタキサンチンは熱に強いため、加熱調理でも減りにくいのはメリットですが、いくら好物という人でも、それは大変ですよね。

サプリであれば数粒程度でケアできて便利です。

ちなみにアスタキサンチンの場合、1日に少なくても3mg、多いと12mgほど得ることができます。

もし肌荒れが酷い方や、眼精疲労など悩みが深刻という方であれば、多めに含まれているアスタキサンチンサプリを選ぶのもよいでしょう。

さらにサプリの場合、ほかの成分もまとめて得られることも。

同じく肌に役立つヒアルロン酸やコラーゲン、プラセンタなどが含まれたサプリであれば、相乗効果も期待できます。

健康を意識しているなら添加物なしなど、必要な成分の含有量を高めているサプリがおすすめです。

アスタキサンチンの肌への効果まとめ

アスタキサンチンはその抗酸化力によって、シミや紫外線、ニキビなど、肌の様々な悩みの解消を手伝ってくれます。

さらに目や内臓など、身体の様々なトラブルにも対処可能。

抗酸化という性質上、アスタキサンチンは酸化によって引き起こされる悩みに強いです。

ただ普段の食事では得にくいので、サプリで得るのがおすすめ。

化粧品もありですが、肌以外の悩みを解消したい場合や、肌ケアでも奥に潜むトラブルの対処を考えるなら、サプリを併用するのがベターです。

アスタキサンチンで、以前の若々しい肌を取り戻しましょう。