森 水絵森 水絵

ガムで口臭悪化の可能性もあるという噂を聞きました。

キシリトールガムなど、口臭対策でよく使いますよね。
案外良い感じだと思っていたので、本当にガムで口臭悪化するのか確認してみました。

そして食べ物、飲み物、唾液や虫歯などとの口臭の関係や正しい口臭対策についてもリサーチしました。

くさい

自分ではなかなか自覚しづらい悩みといえば、自分のニオイですよね。

体臭や口臭は自分ではあまり気にならないのに、気づかないうちに周囲を不快にさせてしまっていることがあるので悩みは深いです。

そこで今回は、特に口臭について、その対策や予防方法をまとめてご紹介したいと思います。

ガムで口臭が悪化の可能性もあるって本当?

ガム

ガムは口臭予防に良いということで、キシリトール入りの歯磨きガムなどもよく市販されていますよね。

このガムが、口臭悪化の可能性もあるという噂がありますが本当でしょうか。

答えから言ってしまうと、「口臭が悪化するのではなく、口臭予防には気休め程度の効果しかない」というのが正解です。

ガムには、ミント味をはじめ、色々なフレーバーがありますよね。

ガムの匂いで一時的に口臭をマスキングする(隠す)だけの役割しかありません。

ただ、全く効果がないかというとそうでもありません。

ガムを噛むということで唾液の分泌を促進します。

唾液は口臭の原因となる口の中の雑菌の繁殖を防ぐので、口臭の予防になるということはあります。

ただ、これもやっぱり気休め程度であることも多いので、しっかり口臭対策をするには、体の内側から口臭対策をして体内の環境を整えることが大切です。

結論としてガムは、唾液の分泌促進になるので口臭悪化にはならないと判明です。

ガムも上手く使いながら、本質的な口臭対策もすると良いですね。

起きてすぐの正しい口臭対策!

寝起き

寝起きは口の中が乾燥しているので、普段は自分の口臭を感じないという方でも、この時ばかりは臭いが気になるという人も多いのではないでしょうか。

朝起きてすぐの口臭を予防するには、大事な3つのポイントがあります。

1つ目は、夜寝る前にしっかり歯を磨くことです。

数分で終わらせずに、10分〜15分は磨く習慣をつけましょう。

2つ目は、舌の表面の汚れも落とすことです。

舌ブラシを使って優しく落としましょう。
ゴシゴシしないように注意です。

3つ目は、水分補給をしてから寝ることです。

これによって夜間の唾液の分泌を促し、朝起きた時の口臭を予防できます。

寝起きの口臭が気になる方はぜひトライしてみましょう。

虫歯予防や歯周病対策で正しい口臭対策!

歯磨き

口臭は、歯がきちんと磨けていないせいだと思っておられる方も多いですね。

でも、人並み以上にしっかり口臭対策をしているのに、臭いがマシにならないという方は、もしかしたら虫歯や歯周病が原因で口臭が出ているのかもしれません。

虫歯や歯周病かどうかの判断については歯科医院に言って確認していただくのが一番早いですね。

でも、まだちょっと気になる程度なので、とりあえず虫歯や歯周病の予防をしておきたいという方はどうするのが良いのでしょうか。

これもやっぱり一番やっておくべきなのは丁寧な歯磨きです。

でも力いっぱいにゴシゴシとみがくのはよくありません。

歯ブラシで歯ぐきを優しく丁寧にマッサージするようにブラッシングすることが大切です。

歯磨きが終わったら、最後の仕上げに殺菌剤入りのデンタルリンスを使用すると、より口臭対策ができますよ。

歯磨きだけでは口臭対策にはならない!

不安

虫歯予防も歯周病予防も口臭予防も「歯磨き」がとっても大切だと言われます。

でもその反面、歯磨きだけでは口臭対策ができないとも言われているんです。

それはなぜかというと、先ほどもちらっとご紹介しましたが、歯磨きだけでは「舌の汚れ」が十分に落とせないからです。

口臭の最大の原因は、下のブツブツ部分、いわゆる舌苔に雑菌が繁殖するからです。

だから歯磨きだけではなく舌のケアも同時にやっていかないと、口臭対策には不十分になるということなんですね。

舌苔のブツブツやヒダヒダに深く入り込んでいる汚れをしっかり書き出せるように、歯を磨くための歯ブラシではなく、舌専用のブラシで優しくケアをするのがおすすめですよ。

口臭悪化の原因になりやすい食べ物や飲み物!

コーヒー

せっかく歯磨きをしていてもどうしても臭いがこびりついてしまったり、消化しきって排泄してしまうまで体にも染み付いてしまったりする「食べ物のにおい」ってありますよね。

そうです。

口臭対策をするには食生活の見直しもとても重要です。

例えば、ニンニク、肉類、納豆、コーヒー、アルコールは、口臭悪化の原因になりやすい食材です。

とはいえ、この中の肉類は控えるのって難しいですよね。

そんなときには脂質の少ないササミや牛ヒレ肉を選ぶといいでしょう。

口臭予防になる食べ物はある?

ヨーグルト

先ほど、口臭が悪化しやすい食べ物をご紹介しましたが、逆に口臭対策になる食べ物は何かあるでしょうか。

まず、腸内で悪臭の原因となる物質を発生させる悪玉菌の繁殖を防ぐ働きのある乳酸菌が豊富な「ヨーグルト」がおすすめです。

次に、キウイです。

これはキウイに含まれているアクチジニンという物質が腸の働きを活発にして、消化を助ける働きがあるからです。

あとは、レモンなどの柑橘系や梅干しなど酸っぱいものです。

酸っぱいものは唾液の分泌を促します。

唾液には殺菌作用がありますので、口の中の雑菌の増殖を防ぎ、結果的に口臭予防になってくれるからです。

口臭予防になる飲み物は何?

水

口臭の根本原因を知るには、歯科医院で診察してもらうのが一番です。

でも、歯科医院は予約が必要ですし、一時的にでもいいからできるだけ早く口臭の対策をしたいという方もおられますよね。

そんな時には、口臭予防の食べ物もおすすめですが、手っ取り早いのは飲み物です。

おすすめの口臭予防ができる飲み物は、緑茶、牛乳、お水です。

緑茶は殺菌作用のあるカテキンという成分が豊富に含まれていますので、口臭予防に期待できます。

緑茶だけでなく、紅茶、烏龍茶にもカテキンが含まれているので、コーヒーやジュースなどの代わりに意識してこれらを飲まれるようにするといいのではないでしょうか。

続いて、牛乳ですが、牛乳のタンパク質とニンニクのアリシンが結びつくことで口臭の予防が期待できます。

アリシンを含む食材はニンニク、ニラ、タマネギですので、これらを食べる方で、口臭を気にされる方は牛乳を飲んでみてくださいね。

ただ、飲みすぎると逆に牛乳自体が口臭の原因となってしまうこともあるので少量飲むのがコツです。

最後にお水です。

お水はうがいの効果と同じ感じで、普通に飲んでも、うがいしても、口の中を洗い流すことができるのでおすすめです。

以上、3つの飲み物を覚えておくと、一時しのぎでも口臭対策ができるので便利ですよ。

唾液が増えると口臭予防になるって本当?

梅干し

口臭予防には、歯磨き、食生活の改善などここまで色々とご紹介してまいりました。

でも最も簡単な方法は、唾液を増やすことです。

唾液には、口の中を洗い流す「お掃除の役割」、細菌の増殖を抑制する「抗菌作用」、そして口の中が硬い食べ物、熱い食べ物などで傷つかないように「口の中の粘膜を保護する作用」があります。

この3つの働きのうちの唾液の「お掃除」と「抗菌」が口臭予防につながってきますね。

唾液の分泌が少なくなると口の中は乾き、いわゆるドライマウスになり口臭が強くなってしまいます。

また、口の中で雑菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯槽膿漏になりやすくなったりして、これもまた口臭の原因を増やしてしまいます。

だから、口臭予防には唾液の分泌がとても大事になってくるのです。

内臓の病気が原因の口臭もある!

注意点

口臭が気になるという場合、単に口の中だけの問題ではないこともあります。

例えば、副鼻腔炎と呼ばれるいわゆる蓄膿症の場合、細菌やウイルスを含んあだ鼻水が喉まで降りてきてそのネバネバした液体が原因で口臭がひどくなってしまうことがあります。

それ以外にも、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などによって口臭が引き起こされる場合もあります。

この場合は、根本の原因となっている内臓の病気などを治療することで口臭が改善される可能性が高いですので心当たりがある場合は病院に行ってみるのもおすすめです。

口臭で相談するのは何科の医師?あるいは歯科医?

デンタル

口臭のお悩みを相談しようと思ったら、一番に行くのは歯科医院でしょう。

まずは、虫歯や歯周病になっていないかを確認してもらい、口腔内の病気や不調が原因で口臭が起こっているのか診察してもらいましょう。

口の中が原因で口臭がひどくなっているのではないとわかった場合は、内科など総合的に見てもらえる病院に行かれるといいですね。

歯科医院でも内科の病院などと連携しているところが多いですので、歯科でも尋ねてみましょう。

口臭に良いグッズの種類は何がある?

色々な原因で引き起こされる口臭ですが、何かしら病院のお世話になるとしても、一晩で劇的に改善するというのは難しいです。

でも大事なイベントや仕事の場合、一時的にでも口臭を緩和したいということもあるでしょう。

そんなときにおすすめなのが口臭ケアグッズです。

歯ブラシ、歯磨き以外にも色々なものが販売されています。

まず、マウスウォッシュです。

歯磨き後の仕上げにうがいをすることで口の中の菌の繁殖を予防してくれますね。

次におすすめしたいのが口臭ケアサプリです。

殺菌作用のあるカテキンや悪臭の原因となる腸内の悪玉菌の繁殖を抑えてくれる乳酸菌や
消臭効果のあるシャンピニオンエキスなどが入っているものを選ぶと、一時的にでも速攻で口臭をケアしてくれますよ。

口臭に良いうがいのコツとは?

疑問

口臭を防ぐには水で口の中をお掃除する、つまり「うがい」がシンプルで効果的ですよね。

でもただガラガラとうがいをするのではなく少しコツが必要です。

まず、少量の水を口に含んで、正面を向き、口を閉じたまま、口に含んだ水を上の歯に向けて、10回ほど強く早くぶつけるうがい方法です。

クチュクチュと音が出るくらい勢いよくうがいして吐き出します。

上が終わったら同様に下、右、左も少量の水を含んで10回ずつうがいし、水を吐き出します。

これで口の中の全方向に向けてうがいができるのでスッキリと効果的に口臭対策が可能です。

歯磨きができない外出先でのうがいにもおすすめです。

口臭対策に人気の洗口液(うがい)を使うのも良いですね。

例えば口臭専用で人気のうがいは、ルブレンです。
ルブレンの口コミ効果・コスパを評価!口臭を防ぐ!口浄化の噂に嘘はない?

口臭サプリの選び方!

説明

口臭サプリを使ってみようと思った場合、どんなサプリを選んだら良いのか迷いますよね。

口臭サプリは、消臭成分や菌の繁殖を防ぐ働きを持つ成分などが配合されています。

でも、自分に合ったサプリを選ぶときは、食べ物や飲み物による口臭なのか、タバコによるヤニが原因なのか、病気などが原因の口臭なのか、歯磨きが不十分なせいによる口臭なのか、原因によって多少変わってきます。

だから、自分の口臭は何が原因で起こっているのかを知ることが第一歩です。

とはいえ、とにかく一時的に口臭を改善したいという方には臭いをマスキング(隠す)するバラやジャスミンなどのエキスを使っているサプリもあります。

用途や目的、口臭の原因など、いろいろな角度からサプリを選びましょう。

あとは、成分だけでなく、サプリの形状も選ぶポイントです。

水で飲むタイプか、噛んで食べるチュアブルタイプかなど、お好みで選ぶと良いですね。

例えば水で飲むタイプで腸内環境が整うことで臭い対策になる!と人気なのが楽臭生活ですね。
楽臭生活は、妊娠中や授乳中も飲める口臭サプリ?口臭悪化の原因と対策

噛んで食べることで唾液を増やしL8020乳酸菌など口内の善玉菌を増やして根本原因対策にもなると人気なのがフジッコのデンタフローラです。
フジッコのデンタフローラの口コミと効果

口臭ケアに良い歯磨き粉の選び方!

口臭ケアができる歯磨き粉も最近はたくさん出ていますね。

選び方のコツは口臭サプリの場合と同じです。

口臭の原因に合わせたものをセレクトするのがベストです。

ただ、口臭の原因は人それぞれですし、自分では把握できないことも多いですので、まずは歯科医院で診てもらうことも大切です。

その上で、歯周病や歯石、歯垢を防ぐタイプの歯磨き粉にするか、同じようなタイプでも生薬を使っていて歯茎にも栄養を与えてくれる年配の方向けの歯磨き粉にするかを選びます。

また、タバコのヤニによる黄ばみも改善したい場合は、ホワイトニングタイプの歯磨き粉にすると良いですね。

人気の口臭ケアができる歯磨き粉には歯ブラシ付きのものもありますよ。

歯にフィットしやすく、磨きやすい歯ブラシをお探しの方にはそういった歯磨き粉を選ぶのも良いですね。

例えばZEROクリスタルはLEDの歯ブラシ付きで高評価です。
→ZEROクリスタルの口コミ!歯が真っ白は本当?

正しい口臭対策のまとめ

まとめ

今回はガムで口臭悪化の可能性もあるという噂の真偽を確認しました。

結論は、先述したようにガムで口臭悪化の可能性はなく、気休め程度は期待できること、そそて唾液分泌になるので一時的な口臭対策にはなると判明です。

さらに口臭予防におすすめの対策や予防法、さらにおすすめの口臭サプリの選び方もご紹介しました。

また、たかが口臭と侮らないために、口臭の裏側に隠れた内臓の病気についても触れてみましたよ。

口臭予防には基本的には歯磨きが一番大切です。

根本原因を知るためには歯科医院を受診すること、食生活や生活習慣を見直すこと、時にはサプリに頼ることも必要となってきますね。

色々な方法をお試しになってみて、自分に合った続けやすいオーラルケアを見つけてどんどんトライしてみてくださいね。