高麗人参が更年期対策にもよい理由について気になったので色々リサーチしました。
私も更年期の年齢です。
友人もイライラしたり落ち込んだり、頭痛がしたり、急に汗が吹き出したり(ホットフラッシュ)と更年期の症状で悩んでいる様子。
女性ホルモンが減ると更年期の症状が増えるのは、なんとなく理解できるんですが、高麗人参がなぜ、更年期に良いのか?
どうゆう作用機序で効果を発するのか?理由も調べたことや体験も含めて書きました。
長文になるので時間がない場合は、ブックマークなどして後からゆっくりご覧ください。
高麗人参が更年期対策にもよい理由はこれ
更年期は、一言で済ませてしまうにはあまりに多くの悩みが同時に存在しています。
火照りがあるかと思えば冷えに悩まされたり、身体だけでなく精神面でのトラブルも起こりやすいです。
ゆえに、症状ごとに対策をしていこうと思ったら大変。
薬やサプリなどが症状の数だけ増えますし、通院などの手間もかかります。
もし、できれば1つにまとめてしまいたい…と思っているなら、高麗人参がおすすめ。
高麗人参であれば、1つで更年期の様々な悩みを解消することができます。
その理由は、高麗人参が更年期の原因に対処できるため。
高麗人参の持つ更年期対策の特徴や、ほかのメリット、実際に利用するにあたっての注意や選び方なども書きました。
高麗人参のサポニンは女性ホルモンに構造が似ているから更年期によい?
更年期は、閉経の前後10年ほど続き、身体の火照りや理由もなく気持ちが乱れるなどの変化を伴います。
その原因は、女性ホルモンの減少です。
女性ホルモンの多くは子宮で作られるため、閉経によって子宮の機能が低下すると、女性ホルモンも生み出されなくなってしまいます。
ゆえに、女性ホルモンを増やすことができれば、更年期の悩みも解消しやすいんです。
そして高麗人参に含まれるサポニンは、大豆イソフラボンなどと同じく、女性ホルモンに近い構造をした物質。
働きも女性ホルモンに似ているので、サポニンを得ることによって、体内で女性ホルモンが多い時に近い状態を維持できます。
最近は美容注射などで、女性ホルモンそのものを得ることも可能です。
しかし本来減るはずの女性ホルモンが増えたままと言う状況は、将来的に胸や子宮など女性特有のトラブルを引き起こしやすいため、長期的なケアとしてはおすすめしません。
その点高麗人参であれば、漢方やサプリなど手軽に手に入るメリットもあり、長期的な更年期対策に向いています。
参鶏湯(サムゲタン)が更年期女性に良いのは高麗人参入りだから?
高麗人参を手軽に得る方法として、料理の参鶏湯(サムゲタン)があります。
上で触れたように、サポニンが更年期対策になるのも参鶏湯をおすすめする理由ですが、高麗人参が持つほかの栄養や、クコの実、ナツメと言った、参鶏湯に含まれるほかの素材も魅力的。
自律神経の乱れを整えるほか、女性ホルモンの分泌を促す役目を担っているため、今の年相応の量をキープできるメリットを持っています。
外から女性ホルモンを与える場合、ケアのために多く取り入れてしまい、それがかえって子宮がんなどの原因になることもあります。
また過去にバストアップサプリなどで不調を経験した方にも、内側から増やせる分は増やすというのは体に優しいケアと言えます。
高麗人参入りの参鶏湯(サムゲタン)を食べてお肌もスベスベで気分も上々になりたいですね。
高麗人参は若年性更年期障害にも良い?
更年期は最初に触れたように、閉経の前後10年ほどで起こります。
そのため多くは40代~60代ぐらいの方に集中しています。
しかし、昨今は30代以前の方であっても、似たような悩みを抱える若年性更年期も存在。
理由は閉経ではなく、ストレスや生活態度の乱れ。
女性ホルモンのバランスが崩れやすい毎日を過ごしていると、閉経が近づいていなくても更年期に起こりやすい悩みを抱えてしまうんです。
生理不順や、妊娠していなくても無月経になることも。
身体はまず偏った生活やストレスに対処することを優先させるため、子宮の機能など一部が二の次になってしまうために起こります。
若年性更年期の場合、生活態度を改めたり、健康的なストレスケアを行うことがベストの対処法です。
しかし仕事上どうしても早寝早起きができない、人間関係など回避できないストレスが原因では、解決もなかなかできません。
そんな時に、高麗人参は役に立ってくれます。
サポニンやほかの栄養を得ることで、一時的に女性ホルモンの量や栄養バランスを高め、不調を避ける仕組みです。
高麗人参のサポニンの身体の中での作用機序は?
ところで、高麗人参のサポニンは身体の中でどのように効果を発揮しているのでしょうか?
実はサポニンにはいくつかの種類があり、高麗人参にはそのうちのジンセノサイド(Ginsenosides) と呼ばれる成分が含まれています。
ジンセノサイド(Ginsenosides) はさらに、Rb群とRg群の2種類に分けられ、それぞれが異なる働きをするのが特徴。
どちらも自律神経など体の中枢神経に働きかけるのは同じです。
ただRb群は精神的なストレスや、身体的な傷と言ったダメージを抑える役割を担っています。
一方Rg群は、疲労ケアが主な役目。
現在蓄積している疲労に対処したり、将来抱える疲労に耐性を付け、活力を高めてくれます。
落ち着ける役目と活力を高める役目。
この2種類が同時に存在することで、高麗人参が更年期に役立っているんですね。
ゆえに高麗人参でサポニンを得る際は、可能ならRb群とRg群の割合も確認できるとよいでしょう。
高麗人参の配合量は多くても、Rb群とRg群のどちらかだけが多い偏ったバランスでは、もう一方で得られる効果が薄くなり、更年期の悩みを解決しにくくなってしまいます。
高麗人参を更年期対策で摂る際に注意した事
高麗人参は天然の植物で、漢方などにも選ばれることから、安全性は高いと言われます。
しかし、使用状況によっては利用量を抑えたり、使用自体を控えたほうが良いことも。
例えば高麗人参の量が見合っていない場合、副作用として頭痛や、睡眠及び消化に不都合が生じます。
更年期の症状かと勘違いしやすいですが、今まではなかったのに高麗人参を利用し始めてから悩まされるようになった、症状が重く感じるという方は注意です。
高麗人参の量を多くしたからと言って、更年期に対し即効性や早期解決ができるとは限らないので、まずは目安量を守って続けてください。
また若年性更年期にも良いのですが、妊娠中や授乳中の方は高麗人参を使用することができません。
高麗人参は男性の更年期対策にもよい?
高麗人参は、男性の更年期にもおすすめです。
女性ホルモンに似た物質が入っていると聞くと、反対に男性ホルモンには効果がないのではと思われがち。
しかし高麗人参には、参鶏湯のところでも触れたように、自律神経を整えたり、ホルモン分泌を促す役割も担っています。
このホルモン分泌に関しては、男女の制限はないため、男性ホルモンを増やしやすくすることも可能です。
ただ高麗人参だけならともかく、高麗人参の入った女性の更年期向けのサプリなどを利用する際は、高麗人参の含有量に注意してください。
女性の更年期はあくまで女性ホルモンの減少が原因なので、高麗人参の割合が少なく、ほかの成分でもケアする場合は男性の更年期には効果がない可能性もあるからです。
高麗人参だけ、もしくは割合の多い製品か、男性向けに作られたサプリなどを使う方が効果は期待しやすいでしょう。
高麗人参のサポニンは更年期以外に何に効果?
高麗人参に含まれるサポニンは、更年期対策以外にも様々な効果を得られます。
まず更年期にも通じるところで、疲労ケアや滋養強壮。
更年期ではなくても、毎日の疲れが解消できない方におすすめです。
虚弱体質など、もともと疲れを抱えやすい方にも向いています。
また身体を強くすることから、風邪や糖尿などの病気予防や体内の抗酸化と言ったメリットも得られます。
病気予防の中には、がんなども含まれるのが特徴です。
さらに血流のアップも見込めるため、栄養が全身へ行き渡りやすくなるほか、手足の先など末端の冷えのケアにも力を発揮してくれます。
高麗人参で更年期はもちろん、その先、将来の健康も見据えたケアができるのは便利ですね。
高麗人参と更年期対策にも人気の田七人参は何が違う?
ところで、更年期対策では高麗人参だけでなく、田七人参と呼ばれる種も人気です。
まず、キャロットではない薬用人参と呼ばれる種類は、高麗人参(朝鮮人参)と田七人参のほか、シベリア人参や西洋人参などが存在しています。
名前からもわかるように、人参ごとに産地が異なるのが最大の特徴。
滋養強壮や疲労回復など、大きなところでは似た効果もありますが、細かく見ると個々に違った効果も持っています。
高麗人参が朝鮮産であるのに対し、田七人参は中国が主な産地です。
しかし中国全土に生息地があるわけではなく、高地を中心に限られた土地でしか生息していないことから、お金に換えられない金不換という異名を持っています。
田七人参の効果では、特に止血と活血が特徴的です。
ケガなど、身体の外にあふれてしまった血を止めるほか、内出血を起こした箇所で血をとどめない、血栓などの防止に役立ちます。
相反する2つの役割を担っている点は、高麗人参と似ていますね。
この効果から、田七人参は、血液やそれを送り出す心臓の悩みに対処しやすく、血流アップや心筋梗塞のケアに繋がることも。
血液に関しては流れをスムーズにするだけでなく、コレステロールの減少も期待できます。
更年期対策においては、高麗人参同様田七人参もサポニンによる効果を発揮。
そこでも血液関連の問題に強いのか、疲労ケアや冷え、肩こりの解消が田七人参は得意です。
更年期だけでなく血糖値、高血圧、肝臓など生活習慣病の心配もある人は、田七人参のサプリを飲むと効果的ですね。
例えば、田七人参入りで完全無添加で私も時々飲んで良さを実感しているのが白井田七です。
→白井田七(しらいでんしち)の口コミ効果やコスパを評価!更年期対策にも良い噂は本当?
高麗人参は更年期の生理周期にも影響ある?
高麗人参はただ更年期の悩みを解消するのではなく、あくまで女性ホルモンに近い物質を提供するのが役目。
ゆえに、生理周期の乱れも整いやすくなるメリットを持っています。
若年性更年期でも触れたように、生理周期の乱れもまた、女性ホルモンのバランスが乱れることで起こりやすいです。
それは本来の更年期であっても同じ。
閉経に向けて徐々に生理周期が延びたり短くなることは事実ですが、急激な変化を感じたら、それは女性ホルモンが少ないながらも乱れているせいかもしれません。
現在よりもゆっくりしたペースで、生理周期をなだらかな変化にしたい時にも、高麗人参で女性ホルモンの乱れをサポートすることをおすすめします。
高麗人参は更年期だけでなく冷え性や不妊にも良い理由は?
高麗人参が冷え性に良いのは、先ほどもお話ししたように、血流のスムーズさが得られるため。
血液が全身を隅々までしっかり巡ることで、滞っている部分にも栄養が届き、ポカポカさや冷えのケアに繋がります。
一方不妊に対しては、上の生理周期を整える効果に近いです。
特に女性ホルモンが乱れやすいがために不妊になっている場合に、高麗人参は力を発揮してくれます。
高麗人参でサポニンを与え、不足している女性ホルモンの役割を補ってもらいましょう。
高麗人参サプリを選ぶ際の注意点は?
もしサプリで高麗人参を選ぼうと思ったら、まず高麗人参の割合に注目。
更年期対策サプリであれば、ほかの成分も更年期対策になっているでしょうが、高麗人参の効果を期待したいならやはり含有量が多いに越したことはありません。
またメカニズムのところで触れたように、Rb群とRg群、相反する2つの効果がきちんと発揮されているかも要チェックです。
Rb群とRg群の割合まで触れているサプリがあればベストです。
しかしそうでない場合は、商品公式サイトの利用者レビューなどで、抑制と活性化、両方について評価があるかで判断してもよいでしょう。
さらに、別名を朝鮮人参というだけあって、産地はやはり朝鮮産がおすすめ。
輸入時のリスクが気になるなら国産もありですが、本場の産地の方が成分の含有量も多いです。
より細かい部分では、紅参に加工されたもの、収穫までに6年かかった6年根と呼ばれるタイプだと、栄養の豊富さが期待できます。
例えばプンギ産6年根の紅参のみを使ったサプリで更年期対策に大人気なのが高麗美人です。
私も飲んだことがありますが、飲みやすくて良い感じでしたよ。
→高麗美人の口コミ噂に嘘は?副作用・飲み方・コスパを主婦が評価!
高麗人参が更年期対策にもよい理由まとめ
高麗人参は、含まれるサポニンという成分が女性ホルモンと似た働きをすることで、更年期に役立ちます。
ただ女性ホルモンを増やすだけでなく、自律神経の乱れや、ホルモンの分泌を促す役割もあり、内側からの自然に近いケアが特徴です。
その仕組みは、乱れを抑える効果と滞りを活発にするという正反対の効果を内包していることで発揮。
ゆえに、高麗人参1つで疲れやすさから理由のないイライラ、冷えなど様々な問題に対処しやすいんです。
またサポニンは女性ホルモンに近い物質ゆえ、若年性更年期や生理周期の乱れ、不妊と言った、女性の様々な悩みにも応じてくれます。
ただし早くケアしようと思って、1度に多量を使用してしまうと、頭痛などの副作用が起こることも。
製品としての高麗人参の割合などを注視しつつ、毎日の利用は目安量を守って続けていきましょう。
高麗人参で、更年期の悩みから自分を解放し、快適な毎日をおくってください。
高麗人参入りのサプリは色々ありますが、先述したように
希少価値が高い種類の高麗人参が豊富で巡りをよくして美容にも良い高麗美人が良いなと感じます。
→高麗美人の口コミ噂に嘘は?副作用・飲み方・コスパを主婦が評価!